電流電圧特性

 

ここでは、電界電子放出によって放出された自由電子の電流電圧特性を示します。


その前に、カーボンナノチューブの種類について言及しましょう。

カーボンナノチューブには大きく分けて、単層カーボンナノチューブと多層カーボンナノチューブがあります。

その名の通り、単層はグラフェンシートが一枚だけのもの、多層は二枚以上のものを表わします。

また、この他にナノチューブよりも直径の太いカーボンナノグラファイバーというものも存在します。

では、計測された電流電圧特性のグラフを示します。



     




縦軸の電流は、電界電子放出において電子を受け止める蛍光スクリーンに開けられた

プローブ孔(直径1mm)を使用して、測定したエミッタ(放出源)の限られた領域からの

放出電流です。横軸はエミッタにかけた電圧となっています。


電界電子放出源に求められる性能の一つに、低電圧での高電流放出があります。

ですから、上図で最も優れたエミッタは精製後の多層カーボンナノチューブということが分かります。

このような電流電圧特性を生かして造られた蛍光表示管について、次の IV そして蛍光表示管へ で説明します。

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